FK10Wを使った2Wayシステムの製作

久しぶりにスピーカークラフトをしました。

コイズミ無線で Fostex と協力開発したオリジナル 10cm ウーファーを安く売っていたので手持ちのツィーターと組み合わせてスピーカーシステムを作りました。

使用ユニット

  • 低音用 Fostex(コイズミ無線) 10cmウーファー FK10W
  • 高温用 Vifa 25mmドームツィーター BC25SC06-04

設計図

  • sped で設計しました。ボックス容積7.4Lのスリットバスレフです。ポートはリアに変更しました。
  • 遮断特性は低音側、高音側ともに 12dB/Oct です。クロスオーバー周波数は 4kHz です。
  • 高音側は逆相接続でフラットになりました。プラス出力をマイナス端子、マイナス出力をプラス端子に接続します。

板材

  • 15mm 厚のMDF をホームセンターで購入しカットもしてもらいました。三六の半裁を売っていたのでそれを使いました。写真は1台分です。

ネットワーク

  • sped で設計した部品で作りました。素子を接着剤で板切れに貼り付けてからはんだ付けしました。上から低音用出力・入力・高音用出力となります。

組み立て

  • 板材を木工ボンドで組み立てていきます。最後の一枚を貼り付ける前にネットワーク回路を裏板に張り付けて、さらに吸音材も入れてから箱にします。
  • 軽く重しをして一晩待ちます。

塗装

  • まずサンダーをかけます。多少の凸凹は出来ますのでそれを削って平らにします。
  • それからスプレー塗料で塗装します。一度にたくさんかけないで少しずつ何回かに分けて塗ります。
  • 今回は艶消しブラックを選びました。

ユニットなどを取り付けます

  • 私はファストン端子を使いました。ケーブルを接続したらネジでボックスに取り付けます。
  • ウーファー・ツィーター・スピーカーターミナルをそれぞれ取り付けたら完成です。

セッティングと音出し

  • スピーカーをセッティングしてアンプのボリュームを上げていきます。最初のうちは低音は出ないし高音はキンキンうるさくてこれじゃあだめだなと思いました。
  • エージングでよくなってくるだろうと思い音楽をかけることにしました。
  • とりあえず低音成分が多めに入っているボサノバのネットラジオを大きめの音量でかけていました。
  • 音を出し始めてから3時間ぐらいしたころからずいぶん音の出方が変わってきました。低音はよく出るようになり高音もうるささが無くなってしっとりしてきました。うん、これならいける!と安心しました。ウーファーはメーカー発表の周波数特性を見ると 2kHz 辺りに結構なディップがあるので心配しましたが、耳ではあまり感じません。

まとめ

  • ツィーターは手持ちのものを使ったので追加投資は 18,000 円ほどです。全部そろえたとして 23,000 円くらいです。
  • これだけコストパフォーマンスが良ければ満足ですね。

試聴   Joe Williams and Thad Jones Mel Lewis THE JAZZ ORCHESTRA

1966 年発売のアルバムです。古いアルバムだけど録音はいいと思います。

ボーカルが前に出てきて張りもあって良いですね。楽器の分離も良いです。

スタジオの雰囲気が良く伝わってきます。

ベースラインが良くわかります。ピアノは撫でるような感じで優しいです。

後ろのブラスやドラムスは前後の位置までわかる感じです。

落ち着いたリズムでじっくり聴くのに合っています。


サランネットも作りました

まず枠を作り黒く塗ります。コーナーは三角板で補強しました。

枠のサイズはスピーカーより 1mm~2mm 小さめにします。

ネットの厚みがあるのでぴったりに作るとはみ出てしまいます。

次にネットを張ります。マジックテープと木工ボンドを使いました。

また裏面の四隅に画鋲を取り付けました。マグネット受けにするためです。

これでネットが完成です。

スピーカーのほうも少し手を加えます。

四隅にドリルで 1.5mm ほどの深さに穴を開けてそこへネオジウムマグネットを取り付けます。

最後にネットをスピーカーに取り付けて完成しました。

サランネットがあった方が高級感がでて落ち着いた雰囲気になりいい感じです。